「トレーニング後フリーランスへ」個別トレーニング紹介 Vol.1 宮田さんの場合
201510.10

はじめに

弊社はWEB プログラミング個別トレーニングを行っておりますが、そろそろ受講された方々の雰囲気が伝わるような文書を作成してお伝えしたいと考えました。受講を考えられた方が内容を知るための一助となれば幸いです。

出会い

実は彼の奥さんが以前私の開催したセミナーに参加されていて「困ったことがあったら気軽に相談して下さい。」とお伝えしていたらしいです。この言葉を発したこと自体は覚えていませんが、私なら言いそうな事だと思いました。

そうして「PHP を 10 ヶ月学んだものの、伸び悩んでいるので鍛えて下さい。」という彼と出会いました。自分のことを積極的に話すタイプではありませんでしたが、人の良さそうな彼の最初の印象はとても良かったです。

私のところに来る前に他のトレーニング事業のところに行ったら「Rails じゃないとダメだから、Rails を学びなさい。絶対そうしなさい(ギラギラ)」という感じの営業を受け、少し引いているという話を聞きました。そこは Rails 専門でやっているところだから、どうしても確保したかったのでしょう。

面接・ヒアリング

まずは近い将来と、遠い将来についてどうしていきたいのかをヒアリングしました。新宿のワーキングカフェで、現在は社員になった齋藤も一緒にいたのを覚えています。

とても家族を大切にしていることが印象的でした。

現在、将来を含めて、奥さんとお子さんや、ご両親を中心軸に考えている話を伺えました。 将来何かものを作りたいと子供が願った時に、父親として何かを提示してやりたいと思っているそうです。子供にとっての財産として残していけるものを望んでいる様子でした。 今は東京にいるが、近い将来は故郷に帰ってご両親の面倒を見ながら仕事をしたいとのこと。その時にプログラミングでリモート開発などができれば良い、という希望でした。

そういった根があり「プログラミングでフリーランスになれることを目指している」という方向性がシッカリされている事を確認できました。結果、リモート開発に関しての知識も大切である、ということも明瞭になりました。

10 ヶ月で書いたコードも拝見して、一緒にコードを見ながらヒアリングもさせていただきました。書かれていたコードはかなり勉強していることは伺えたものの、実際に聞いてみないとどこからかコピペしただけなのか、理解した上でコードを利用しているのかがわからない為です。

結果、基本的な実力は付いていて、コードの共通化やフレームワーク的な志向が強い方だとわかり「ある程度整えていく『型』さえ伝授すればモノになる」と考えて以下のような提案をしました。

  • 基礎はできていると思うので、整え方を知るだけで良くなります。
  • まず 1 ヶ月一緒にやりましょう。その後は相談して決めましょう。
  • 今まで書いたコードは一度忘れてもらいますが、実装は使えるところを移植して持ってくるイメージで大丈夫です。

そうしてそれまで作成されていたサービスを題材に、1 ヶ月のトレーニングでブラッシュアップをする目標を立てました。

トレーニング

基本的な流れとしては、開発するポイントを提案してコードを書いていただき、GitHub 上でレビューを行います。

元々 DRY 的な思想は強いので、コードが荒れることはあまり無く、概念の吸収は早かったです。新しいことを知るのに積極的で、知ったことをすぐに試したいタイプな事もプラスに作用しました。

元々の無垢な PHP のサービスを MVC 的なコードへ誘導しつつトレーニングをするのが今回の内容の主たる部分です。まず Model を切り出し、View を切り出し、残ったところから Acition を整理しました。 その中でセキュリティの基礎的な部分の確認なども行っています。

少し進めるとだいぶ勘所を掴んだ様子で、後半は自主性に任せるだけでどんどん進めてくれました。その為、思っていたよりも早く目標に到達できたと思っています。途中「弊社のトレーニングは自分に合っている」と言っていただけたのが心強かったです。

卒業?のはずが継続

そうして 1 ヶ月。それまで作成していたサービスを整えたものとして仕上げて、一度卒業としました。が、その時にまた別の話を持ちかけられました。

「あのぉ、実は Rails もやってみたいんですけど、できますか?」

元々好奇心の旺盛な方だったので、弊社が Rails を中心に据えて活動していることや、フレームワークでは Rails の質が高いことなどを知るにつけ、興味が湧いてきた様子でした。

結局その後 2 ヶ月で Rails トレーニングをした後、改めてご相談の上、弊社の自社サービスの開発に主にリモートのメンバーとして JOIN してもらいました。単純なトレーニングだけだとチーム開発の勘所を得るまでにはなかなか至らないので、実際に開発のフローを体験してもらうことが一番良いと考えてのご提案です(※この経験から弊社・受講生が合意した場合にのみ、実際の開発に参加するチーム開発トレーニングも行っています)。宮田さんの目標に「フリーランスとして独立して、リモートでも開発もこなせるようになること」という事があり、こういった実践的な場をご用意して提案を行いました。

5 月からの 3 ヶ月で GitHub を用いたチーム開発にも慣れ、Rails に関しても理解が進み、プロジェクトチームの中核を担うメンバーに成長しています。先はまだまだあるものの、吸収のスピードが早いので頼れるメンバーです。

その後…

現在はトレーニングは完了している為、自社開発での活躍に少ないながらも報酬を出させて戴いており、トレーニング費用はどんどん回収されている、という状態です。お陰で弊社も助かっているのでいわゆる Win-Win という形ではないかと思っています。 誰にでも適用できるとは思っていませんが「そういう道もある」という実例になります。

宮田さんは 7 月から晴れて独立されたので、今後の展開がとても楽しみです。既にご自身で仕事を取って納めてもいます(弊社と全く関係のないところから自力で仕事を導いて、完遂されました。さすがです)。

お仕事も募集中との事ですので、弊社へご連絡いただければ渡りをつけますよ。 直接のご連絡をされたい際の連絡先は

https://papagram.co.jp/

です。このブログを読んだことを添えていただけると話がスムーズかと思います。

おしまいに

宮田さんの話はいかがだったでしょうか。現在もプログラミング相談所へ積極的に参加してくださっており、たまに他の人へアドバイスなどもしている様子です。

WEB プログラミング個別トレーニングに興味ある方は是非お声掛け下さいませ。