はじめに
私たちは Palmemo(Pal Memory - 仲間との思い出 - )というシリーズでアプリケーションを出そうとしています。
その動機についてここで語らせていただきたいと思います。製品自体の見せ方や提供する相手が変わったとしても、ここに書いた内容だけは貫いてゆきたいです。 この文章は今読んで下さるあなたに対してだけではなく、私たちがこの先道を見失いそうになった未来の為の「道しるべ」でもあります。
きっかけ
サークルアラウンドが発足する前「ソーシャルメディアが中心となっている、現在のインターネットで起きている事に対する問題点」について、創業者によるブレストが行われました。 そこで出た複数の問題点の中に
- 「手紙やアルバムのようなものが減った為に、思い出を確認できる方法が減ったのではないか。」
- 「コミュニケーションが加速したけれども、どんどん打ち捨てられるようになっているように見える」
というものがあります。きっと発信される量が増えた裏返しに起こっている事なのだろうと思います。 上記の二点をまとめて「思い出の喪失」とこの文章では呼ばせてください。
これが別に問題では無いと考える方もいるのでしょうし、過去にフォーカスすると後ろ向きなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、過去は自分自身を作ってきた歴史であり、そこに未来への一歩の動機も含まれているものではないでしょうか。
過去の出来事の大切さ
私自身の話をすれば、会社を持ってから、事あるごとに「なぜ?」という問いを受けています。
- 「なぜ、このサービスを作るのですか?」
- 「なぜ、その問題を解決したいのですか?」
- 「なぜ、起業したのですか?」
深い問いに答えようとすると、過去から答えをもらうばかりでした(当初はなかなか明瞭な言葉で表現する事ができず、苦しんだりした事もあります。今はその頃よりは幾分マシになったろうと思っています)。
私の動機に直結する部分はすべて過去からやってくるものであり、同時に現在の私を「私たらしめているもの」は、全て過去にあると思います。振り返って、はじめてわかる事です。
さらに、私が何か迷いを持った時、クヨクヨした時、過去は勇気づけてくれる存在でもありました。それは誰かに対して何気なく送った E-mail のやりとりの中に隠れていたり、当時の写真であったり、一緒に作った楽曲だったりします。
今でも当時作った楽曲を口ずさんで気持ちを高揚させる事もあります。無意識に口をついて出るようです。
過去は未来への一歩の理由であり、自身を力づけてくれる存在だと思うのです。皆さんにとっての過去も同じような側面があるのではないでしょうか。
今私たちがやりたいこと
私たちは 「思い出の喪失」 を解決したい問題として捉えています。
「見たい」と思った時に、あなたにとって大事だと思われる出来事が、それこそアルバムを開くように確認できるようにしたいです。
めんどくさいのですよね?それを消し去ります
未来の自分の為に備える事は強い意志を持たないとなかなか出来ない事だと思います。
将来健康に良くないと思いつつも暴飲暴食してしまいますし、夏休みの宿題を計画通り終わらせる事が出来なかったりします。仕事では資料一つ作る事すらも「あとでやろう」と人は考えてしまうものです。
写真をプリントしてアルバム冊子にまとめるという、過去ご両親がしていたことですらできなくなっています。
その言い訳として「めんどくさい」「時間がない」という言葉がしばしば現れます。 事実、私も言いたくはないですが「めんどくさい」ことから逃げてしまう事がたくさんあります。
だから私達は思い出を将来に備えて保存することへの 『めんどくさい』に打ち勝つ為に二つの『楽』を目指します。
- 『楽』に(手間をかけずに)
- 『楽』しく(それ自体を単なる作業にせずに)
思い出を残す方法は無いか?そう考えています。
そして私達はその2つの『楽』を Palmemo で実現します。
そうしたら
あなたがいつか
- 「自分のこだわりの正体を知りたい。」
- 「やるべき事があるのに辛くて先に進めない。」
そう思った時に、助けとなるものが Palmemo を通して手の届く所にあるはずです。