法人利用者の声

この度法人向けトレーニングをご利用いただいた株式会社うるる様にインタビューをさせていただきました。

株式会社うるる様からは受講者の秦(はた)様とその上司である萩原(はぎわら)様にお時間をいただき、担当トレーナーの佐藤を交え、受講の経緯や受講後の感想などお聞きしています。

『人のチカラで世界を便利に』をビジョンに掲げ、新たなビジネスモデルの概念であるCGS(Crowd Generated Service の略、クラウドワーカーを活用した事業)を複数展開。

「人のチカラ 」を活用できる仕組みをつくリ、今までにない便利なサービスを世の中に提供することで社会貢献を目指す。

株式会社うるる

萩原 北斗

インタビュー参加者

2012年10月、未経験歓迎インターンとして株式会社うるるでプログラミングを始める。

2013年4月に正社員として入社し、Webエンジニアとしてのキャリアをスタート。

その後、オフショア開発現場・現地責任者としての海外赴任を始め、日本に戻ってからの開発責任者や新卒採用責任者など業務の幅を拡げた後、2020年11月現在では、NJSS事業本部にてエンジニアリングマネージャーの任務を担当。

システムフルリニューアルのためのプロジェクトを含め、将来の事業成長のための課題に立ち向かうミッションに取り組みながら、エンジニアリングが事業成長に貢献できる組織を作ることを目指す。

株式会社うるる

秦 蒼弥(受講者)

インタビュー参加者

大学からプログラミング独学で学び始めるも挫折。挫折を機に情報格差を埋めるために、プログラミング学習インカレを立ち上げ代表を務めた。

インカレの代表を務めていたことで、都内のスタートアップにてリモートでエンジニアとしてアルバイトする機会を得た。

インカレを運営していた時の理念とうるるのスピリットが近いことがマッチしてうるるに入社。

現在は、入札速報サービスNJSSの並行稼働フルリプレイスプロジェクトのデータ連携、移行に携わっている。

サークルアラウンド株式会社

佐藤 正志(担当トレーナー)

インタビュー参加者

サークルアラウンド(株)代表。派遣社員・契約社員・いくつかの企業の客員研究員をこなすなど開発者としての活動を経て、サークルアラウンドを起業。

OJTでのプログラミングトレーニング経験を元にした企画を立案し、自らも講師を勤めている。

Q. 「株式会社うるる」では、どのような事業を展開されているのでしょうか?

インタビュー参加者

我々の事業は大きく3つのドメインを持っております。

一つは創業当社から存在するBPOの事業になります。現在はそこから発展したクラウドソーシング事業を展開し、さらにクラウドソーシングのリソースを活用したCGSという事業があります。

CGSは我々の造語で「Crowd Generated Service」の略となり、クラウドワーカーさんによって生み出されるサービスを意味しています。

新しいサービスの開発やその運営にクラウドワーカーさんのリソースを活用していくための事業がCGSになります。

Q. トレーニングを受講いただいた理由をお聞かせください。

インタビュー参加者

現在弊社では、例年新卒入社をしてくるメンバーに対し、プログラミング研修を受けてもらっており、これまでも研修をアウトソースしてきました。

アウトソースしている理由としては、社内のリソース不足もありますが、プログラミングを体系的に教えてきたご経験を持つプロの講師に対する期待値があります。

そのような中でサークルアラウンドさんに依頼をするきっかけとなったのは、弊社メンバーの一人が個人で佐藤さん(弊社代表)のトレーニングを受けていたことがあり、その際の内容に好感を持てたことが大きいです。

これまで行ってきた研修の課題として、ゴール感が「単純にプログラムを書きあげること」に終止していたこともあり、そこに止まらない形でエンジニアリングの本質をトレーニングしてもらえそうな期待があったので、サークルアラウンドさんにお願いさせていただきました。

Q. トレーニングを受講して良かったポイントなどをお聞かせください。

インタビュー参加者

学習内容としては、オブジェクト指向やデザインパターンを教えていただきました。

これまでも学生時代にアルバイトでプログラミングをしており「動くものを作る」という経験はありました。

しかし、運用や保守のフェーズをあまり意識せずにコードを書いてきたと思います。

今回のトレーニングでは、コードの可読性など今まであまり目を向けてこなかったポイントの重要性も学ばせていただきました。また、元々課題としてあったチームでのシステム開発における課題/疑問の言語化など、コミュニケーション面についても多くのことを学ばせていただき、意識するようになりました。

Q. トレーニング受講後、上司からみて変化や成長を感じるポイントなどがあれば、お聞かせください。

インタビュー参加者

受講前のタイミングでは、業務含め秦とコミュニケーションを取る機会が少なかったので、実際の変化という観点ではお話することが難しいかもしれません。

ただ、トレーニングを終えた秦が業務に入ってきて感じるのは、考えを言語化するという力に関して予想以上のものを持っていたということです。

本人の特性もあるのかもしれませんが、トレーニング受講中にやりとり(受講者/トレーナー間のコミュニケーション)を拝見していて、秦からうまく情報を引き出す工夫をされていたように感じていました。それが抽象的なことを言語化するスキルの習得に繋がったように思います。

また、それに加え秦はプログラミングの理解力が高いと感じています。例年の新人と比較するとキャッチアップのスピードも早いので、そういった理解力の面もトレーニング受講によって変化したポイントなのではないかと考えています。

Q. トレーナーからみた秦さんの印象をお聞かせください。

インタビュー参加者

すごく真面目で熱心な方だったので、非常に接しやすいタイプの方だと思いました。

こちらが投げたボールに対し、しっかり返そうという意志を感じられた点も好印象で、楽しくコミュニケーションが取れました。

また、トレーニングを進める中で秦さんの思考の性質としてボトムアップに物事を考えると腹落ちしやすいタイプなのだと感じました。

一時書籍をベースに学習をしてもらっていた時期があり、その際は少し学習スピードが減速している印象を受けました。そこで本人とのコミュニケーションの末に「書籍を通した概念の理解」から「実際に動くコードのリード」にカリキュラムを切り替えました。

その結果、学習方法が肌にあっていたようで、学習スピードが徐々に加速し、トレーニング後半のスピード感には僕自身も驚かされてしまいました。

また、受講初期は少しコミュニケーション慣れが必要な印象はあったので、トレーニング中でも改善のためのアプローチを取りました。そのため、先ほどの萩原さんからの評価をお聞きし、お伝えしたアドバイスや指摘をしっかり受け止め、努力をしてくれていたのだと嬉しく思いました。

Q. トレーニングで苦戦したポイントや成長したと思うことがあれば教えてください。

インタビュー参加者

苦戦したポイントとしては、横文字に苦手意識があったので、デザインパターンを学習した際は苦戦しましたね。

ただ、コミュニケーションの中で概念を言語化できなければいけないと思ったので、共通言語として押さえておくべき横文字は、現在も頑張って覚えるようにしています。

成長したポイントとしては、プログラミングについても当然多くのことを学ばせていただきましたが、プログラミング以外のことも学ばせていただいたように思っています。

具体的にはこれからは社会人となり、チームで物作りをしていく上で求められる情報の伝え方やそのための工夫など、コミュニケーション面についても多くの学びがあったと感じています。

Q. トレーナーとして何かこの先のアドバイスがあればお願いします。

インタビュー参加者

研修時に感じた印象のまま成長してもらえればと思っています。

ちゃんと積み上げようという努力が常にある人なので、その初心さえ忘れなければ、良い成長をしてくれるのではないかと期待しています。

焦って2段、3段飛ばしの成長をしようとする人もいますが、あまりそういう方向に走らずに初心の「自分はなんでも吸収しにくぞ。一個ずつちゃんとものにしていくぞ。」という姿勢のままいってもらえると5年後、10年後がとても楽しみな方だと思っています。

Q. 御社がエンジニア教育に対し真摯に取り組まれている理由をお聞かせください。

インタビュー参加者

教育に関してはまだ課題感があり、できていないことが多いと思っています。

新卒で入ってきたメンバーは右も左もわからない状態が入社後すぐにくると思っていて、その状態で「とりあえず頑張れ」というのは少し可哀想だという気持ちがあります。

私も未経験で入社し、なんとか成長をしてきたという経験があるのですが、だからといってそのようにしろとは思っておらず、早く戦力化して活躍してもらった方がお互いに幸せだと考えています。

そのためのリソースが自分達にないのであれば、きちんとコストを割いてプロにお願いしていくのが良いのではないかという考えを持っています。

やはり私達は事業会社なので、自分達で事業を展開していけるだけのパワーを持たなければいけないと思っています。

しかし、それを実現するための「銀の弾丸」はないと感じていて、最終的には自分達のチームの技術力の底上げが一番大事だと考えています。

そのような背景から早く同じフィールドで活躍できるようになってくれると嬉しいという想いでの取り組みが「教育に対し真摯に取り組んでいる」というイメージに繋がっているのではないかと思います。

Q. トレーニングを利用してよかったポイントをお聞かせください。

インタビュー参加者

単純にプログラムが書けるようになるがゴールではなく、設計力だったり良いプログラムを書くための本質を捉えたトレーニングをしていただけたのが良かったです。

良いプログラムを書けなければ、良いシステムにならないので、事業展開のスピードにも寄与しません。

元々お願いをさせていただいた経緯からも、そういったところが良いと思ったポイントでした。

また、トレーニング後に佐藤さんから秦の「思考の癖」のような情報を共有いただいたことがあり、そういった今後の成長も踏まえた観点で接してきていただけたのが、非常に嬉しかったです。

その際に共有いただいた情報が実際に業務の中でも活きているので、非常にありがたいと思っています。

Q. 最後に何かPRなどがあればお願いします。

インタビュー参加者

目の前の状況のところでは、会社として中期経営計画を掲げ、一時的な赤字を掘ってでも投資をし、将来的な企業価値の向上に取り組もうという段階になっています。

なので、更に強いチームを作り良い事業を育てていくことを目指しているので、社内でも今までの考え方とは違うシフトが起こっていたり、人数も増えフェーズが変わってきているので、面白い環境なのではないかと思っています。

そういったところのダイナミックさをご経験いただけると思うので、大変なところもありますが、そこに興味を持って共に頑張っていきたいという方がいらっしゃれば、是非一緒に仕事をしたいと思っています。

学生時代からのプログラミング経験がありつつも、社会人として開発チームへジョインすることに不安を持っていた秦さん。今回プログラミングスキルの向上だけではなく、コミュニケーション面でも大きく成長し、社会人エンジニアとしての一歩を踏み出しました。

「単純にプログラムを書き上げる能力」以外にもエンジニアに求められる本質的なスキルを習得していただくことは、トレーニング実施にあたり弊社が大切にしていることの一つです。そのためインタビューの中でいただいたお言葉は、非常にありがたい評価だと受け止めています。

社内のエンジニア教育で「リソースが足りない」「プロの講師の力を借りたい」という法人様は、是非お気軽にご相談ください。

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